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2010年 03月 10日
4月3日(土)4日(日)の2日間に名古屋で企画した
手織のためのチェックデザインの講習会は、 お世話役の努力に反して反応が無いまま日が過ぎました でも、一生懸命努力して具体的にした企画を止めてしまうのはなんとも残念 お世話役と、スエーデン在住の彼女の友人の熱意に答えて お世話役のお宅を会場にこじんまりとした講習会をすることになりました チェックが好きという方は多いのに、何で反応が無かったかいろいろ考えてみました 好きな色を組み合わせればチェックを織れるというのも確かです が・・・ 興味が無いわけではなさそうなのに、受講に至らなかった要因は2つだと思います 1つ目は、糸 スコットランド製のこの糸で織ったチェックは、他の糸で織ったチェックとちょっと違います 毛染め(羊毛の状態で染める)の多色を混ぜて1つの色を作っているので 隣に持ってくる色によって、ひとつの色が違って見えます 単色でもきれいですが、他の色を隣に持ってくることで、その色がもっと映えます 2つ目はスコットランドチェックは伝統、法則があり それを踏まえてデザインすると、スッキリ見栄えのするチェックになります 常々私が感じ、そして今度のお世話役が感じた 『チェックに2日間の講習をするような内容があるの???』というリアクションは この2つのことをご存知ない方々の反応のような気がします それは悪いことではありませんから、 気長にチェックの楽しみを広げて行きたいとおもいます 昨年スコットランドに行った折に手に入れた 『子供のためのスコットランドの歴史』の本を読んで スコットランドの14世紀初頭のヒーロー、ウィリアム ウォレスを映画にした ブレイブハートを見て、それからスコットランドの歴史に関する日本語の本を2冊読みました ブレーブハートもそうだけれど、ずっと続く戦いばかり・・・・ 殺戮を娯楽としていたり、血の気が多い人種らしく、平和な時代はほとんど無い そんな中、産業革命と時をほぼ同じく、人々が戦いから豊かさを求める傾向を強め 毛織物産業も盛んになってきたようです そんな時期にアーカート渓谷の領主さんが自分の領地に属したチェックが欲しいとデザインしたのがその後世界中で有名になるグレンチェック 1840年代のことです タータンもエステートツイードも発達したのは割りに近年になってのこと エステートツイードを調べたいと思ったら、結局タータンとかかわりが多いようです そんな私が調べて納得した説をまとめてみたいとおもいます 一両日中に第2弾の糸がスコットランドから届きます 今回は在庫が無い色をいくつかキャンセルさせて頂きました 今、単糸の糸見本を一生懸命作っています もう少しお待ちくださいね にほんブログ村
by turriff
| 2010-03-10 23:11
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Comments(8)
こんにちは。
タリフさんのマフラーキットを一度でも織ったことがあれば、うつくしいチェックを織るには、自由に織ってるだけじゃダメで、学ぶべき何かがあるってわかると思うんですが…。 なかなか伝わらなくって残念でした。 少人数だけど講習会が実現できてうれしいです。 本当にありがとうございます。
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織り子
at 2010-03-11 14:59
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はじめまして。
時々おじゃまして素敵なチェックを楽しませていただいています。 名古屋の講習会、できれば参加したいと思いましたが、私が断念した理由は、 1.土日2日間連続で丸一日出かけるのは難しい。 2.この不況下、講習会にこの金額を使うのを躊躇した。 どちらもまったく私の個人的な理由です。 内容的にとても良さそうというのは、ブログから充分伝わっていると思います。 今回、人が集まらなかったのは、案外、私のような方もいらっしゃるのでは?と思いました。
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turriff at 2010-03-11 21:39
じぇんねさん
お世話になりますが、よろしくお願いいたします
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turriff at 2010-03-11 21:57
織り子さん
コメントありがとうございます ご事情をお書き頂きありがとうございました うれしいです 織り子さんのお書きいただいた理由は、もっともだと、私も思います 私も手織りを始めた頃から最近まで通常の講習料も出せないという経済状態でしたから、お気持ちよくわかります その経験から、工房を始めた頃の講習料は他の方より安くしていました しばらくして手織りや手紡ぎをする仲間が出来てきて その方たちのすばらしい技術、知識が相応に評価されていない事に気がつきました。 私が自分の講習を安くすることは、他の方の評価を低くするという理由から、現在の設定にいたしました これから、少しずつ通信講座のようなこともしてみたいと思っています 時間的、経済的にもう少し幅広い方々に楽しんで頂けるように・・・ 織り子さん 名古屋にお住まいなら、糸だけでも見に寄られませんか?
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織り子
at 2010-03-12 20:40
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ご親切なお申し出をありがとうございます。
今回は家を空けられませんので断念いたしますが、いずれはタリフさんのキットを一度織ってみたいなと思います。 講習料ひとつにも、深いお考えがあってのことなんですね。 ほんとにおっしゃる通りだと思います。 (講習料として高いというのでなく、私にとっては一括で払うにはちょっとと言いたかっただけですので、もしもご不快に思われたらお許しくださいね。) また更新を楽しみに覗かせていただきます♪
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turriff at 2010-03-12 21:20
織り子さん
お返事ありがとうございます~ 不快なんて、ありません 私はいつも正直な言葉が好きです でもそれでストレート過ぎて・・・ ぜひキットお試しくださいね ご注文お待ちしています (一度お買い上げ頂くと、ご質問など可能な範囲でお受けできますから)
こんにちは。
じぇんねさんのブログのコメントにも以前に書いたのですが、私が申し込まなかったのは、(まあ関東在住だということもありますが)どうせなら通常の3日間宿題ありコースでじっくりがいいと思ったからです(^^;。 そういう方はほかにもいらっしゃるのじゃないかなあと思います。 『チェックに2日間の講習をするような内容があるの???』と思っている人ばかりじゃない(むしろ3日かけたい)ということをお知らせしたかったので、コメントさせていただきましたm(_ _)m。 あ、次回の清瀬での講習会の開催を心待ちにしております(1月のは都合により申し込めなかったので……)。
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turriff at 2010-03-16 20:36
Rikoさん
コメントありがとうございます こんなブログの場ですが、このような意義のある意見交換が出来て、とてもうれしいです 講習会も、2回の体験、そして名古屋での体験を足して、当初の発想に捕らわれず、よりチェックの楽しさが伝わるような企画にしたいと思います そのときはぜひお出かけくださいね
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