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2013年 11月 27日
早速に地方からもお申込みを頂いたチェックデザイン講習会満席になりました
希望者が多くなれば次回も企画しますので 、『遅かったか・・・』と思われた方がありましたら ご意向のご連絡をおねがいいたします さて、この2・3か月気になり続けてきた『綾織の織り方』のこと 組織サンプルやチェックデザインをテキストにする過程で みんなはどのように綾織りを織っているのだろう???と気になっていました 綜絖は手前を1、奥へ向かって1、2,3,4と呼ぶの日本式だと思っていたので 殆どの方が、その様に考えていると思っていました ヨーロッパは奥が1 手前が4 デイビットの講習もすべてこのシステムが基本になっていました 気になってから、機会がある度にいろいろな人に聞いてみました 予想外に、奥が1と呼んでいる方が多かったです この呼び方について彦根愛さんがブログでとてもお上手に書かれています ロジカルで納得!と思える説だと思います それでは綾織はどういう順番で綜絖を動かすか・・・ 通常の2/2の綾織は経糸が2本上、2本下で開き、 それが1本ずつ右か左に動いていきます なので緯糸が出てきている方の端の糸が上から下、または下から上と移動しないと この端の糸は織りこまれないというトラブルが起きてしまいます それを、織り方を変えずに織りこまれるようにする方法もありますが 色々と変わる組織を織る時は両端の糸を綜絖に通さず キャッチとして織り込む方法も便利です 綜絖を上下に開くと綜絖に通っていない糸はその中間にあるので、 緯糸を入れるときはキャッチの上から、出るときは下から通すと 必ず端の糸に緯糸がかかり端がきれいに織れます 日本語では『耳糸』と呼ばれていると先日教えてもらいました 横道にそれてしまいましたが 綾織りの1段目の綜絖が2と3 とか 1と4 というように始めている方が多いようです 1と2、 2と3、 3と4 1と4の順番の方がわかり易いと思うのですが・・・ ちなみに私の工房では綜絖は手前が1奥が4 経糸の通し方は奥右手から通し始めます 番号では4,3,2,1、・・・ アッシュフォードの卓上機の様に上開口(レバーやペダルを操作した綜絖が上に開く)でも ろくろ式の様に下開口(ペダルを踏むとその綜絖が下に開く)でも 1段目は1と2の綜絖を動かし、緯糸は右から入れます 次は2と3・・・・ このシステムにした訳はいろいろあるのですが話が複雑になるので ここでは止めておきます~ 先日もチェックキットをお買い上げくださった方から綾織りのについてお問い合わせを頂きました どの綜絖から始めても経糸2本上2本下、それを1ほんずつずらすという原則が出来ていれば どの綜絖から始めても綾織は織れますし、千鳥格子も出てきます~ なので、あれこれ変えず、自分の綾織のやり方をしっかり覚えましょう 字ばかりになってしまったので、生徒さんの作品を見てください~ 今年から始めたIさん、初めての大きな織機です~ お友達に約束したから・・・と苦労した色選び、出来上がったらあげたくなくなったとか 色合いが落ち着いた暖かいですね 珍しくピンクを使ったMさん サイズを合わせるために度々打ち込みを確かめ 丁寧に織られました~ こちらもピンク、単発講習に来れれたIさんです~ 私は注文の紳士用ジャケット地を織っていました~ にほんブログ村
by turriff
| 2013-11-27 23:34
| 織り
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Comments(2)
先生方のお話に加わるのは、せんえつですが、
アメリカでは、綜絖は手前から1、2、3、4。ジャックルームが使われ始めたのと関係があるように思われます。北欧では普通は番号を書かないようですが、時々見かけるのは、奥から1.2.3.4。 日本も奥から1.2...が多いと拝見して、なるほどと思いました。
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turriff at 2013-11-29 22:37
i.asaokaさん
コメント有難うございます アメリカではやっぱり手前から1ですか~ アメリカの手織りの本で、『ヨーロッパから入ってきた後、手前から1・・・と呼ぶようになった』という記述を見たことがあります 始めて習った先生によるということはあるでしょうね ヨーロッパの組織織りとアッシュフォードの卓上機が普及して、奥が1になったような気がします~ いろいろあって面白いですね~
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